自由になるカギを持とう!
先生! お久しぶりです。
おお、サトル先生。久しぶりじゃなあ。忙しそうでなによりじゃ。
いやだなあ。サトルでいいですよ
なにを言っているんじゃ。フラクタル心理学の講師として、もっと自覚を持ちなさい。
はい。そうなんですけど、この頃、自信を失っておりまして、それで来たというわけなんです。
なんじゃ。
問題が起きたわけではないのですが、生徒さんが理解してくれたという実感が持てないんですよね。TAW理論を伝えきれていないように感じます。
うむ。誰でも通る道じゃ。まだまだじゃと感じるからこそ創意工夫をしようと思うんじゃ。
はい。そうなんですけど…。
自分を励まし、チャレンジすることは講師になっても必要じゃ。いつもワシが側にいるわけじゃないのだからな。むしろいないからこそ、普段ワシに投影しているエッセンスを自分自身で使うことができるんじゃ。わかるかのう。
まあ、それはよいとして、自分が何を教えているか、つまり、生徒さんが何を学んでいるかを、もっと明確にしなさい。
そこのところ、もう少しご説明ください。
よいか。フラクタル心理学は、ただ心をなぐさめるための心理学ではない。この世界を自分の手に取り戻すための理論と方法を教えているんじゃ。TAW理論は人間を真に自由にするためのカギなんじゃ。これはすごいことじゃ。
自分を励まし、前にすすむ
じゃが、「自由」という言葉に要注意じゃ。人はみな「自由になりたい」と言う。老若男女問わず「未熟なこころ」も「成熟したこころ」も同じことを望んでいる。だが、「未熟なこころ」が望む自由は、やがてトラブルを作るじゃろう。
だから、マスターコースでは最初に言葉の定義を明確にし、「成熟したこころ」をつくる方法を教える。これなくしては、結果が全く違ってくるからのう
そうですね。未熟なときは、自由といっても、自分勝手にしたいという意図が隠されています。たいてい、うるさいことを言われたくないとか、好きなことだけすることを自由と捉えています。
うむ。最初「未熟なこころ」にとって、「成熟したこころ」の自由は魅力的に感じないだろう。ここが踏ん張りどころじゃ。講師の腕の見せどころじゃな
こころが成長すればするほど、創造に目が向いていく。そのためにこそ生命があるからじゃ。つまり「成熟したこころ」の自由とは、自分が望んだものを当たり前に創造することじゃ。創造とは形あるものをつくりだすこと。そして、価値ある形をつくるには型にはまる必要がある。未熟なこころが欲している自由ではそれは不可能なんじゃよ。だからこそ、人に依存してラクしようとするこころを減らすんじゃ。
逆説的じゃが、型にはまるからこそ本物の自由が手に入るというわけじゃ。そのための理論と活用方法を学べるのがマスターコースじゃ。
そうでした! やっぱり、フラクタル心理学の講師ってやりがいがあります! 僕のクラスでも、最初は親や子どもの問題ばかりを訴えていた人が、やがて稼ぎたいとおっしゃるようになります。
それはいいことじゃ。創造に目がいきはじめた証拠じゃ。社会に価値あるものを提供することで、そのリターンとしてお金が入ってくる。そこに意識が向くことは自由への第一歩じゃ。
進化した世界の自由を楽しむために、フラクタル心理学開発者 一色真宇先生の新刊『こころの進化の6つの階段』を何度も読みなさい。こころの段階によって、見える世界が全く違ってしまうことがよくわかるじゃろう。TAW理論がなんであるか明快になる、バイブルのような本じゃ!
ありがとうございます! 自分を励まし、もっと前に進んでいきます!
その調子じゃ!
2022年7月発行TAWプレスに掲載