責任を取ると決めると結婚も決まり、昇進もして
結婚に対するネガティブな思い込みを修正して、責任を取ると決めると、出会いがあり、短期間で結婚が決まったという藤本弘樹さん明美さんご夫妻からからお聞きしたお話です。
会社員 藤本弘樹さん、会社員 明美さん 愛知県
■責任を持つ人生にシフトして
弘樹さん 2年半前に、ある講師の方から勧められて、人生をより良くしたいとの思いと、好奇心から、フラクタル心理学を受講し始めました。
講座では、人生を良くするために重要な要素として、親への思いを見ていきました。私の両親は共に小学校の先生ですが、特に家事もこなしていた母親は忙しかったために、かまってもらえず、また、親は3歳年下の弟ばかりかわいがっていたと誤解して、それが未だに親を責める思いとして残っているとわかりました。深層意識の思い違いを解く修正をすると、かまってもらえないどころか、両親の愛のおかげで、恵まれた家庭に育ち、教育を受ける機会や音楽や芸術に触れる機会を十分に与えられていたと、心の底からわかったのです。それ以降、人との接し方や考え方など、生き方全般が前向きに変っていきました。
受講を始めた時は、すでに父は他界し、実家の名古屋市で母や弟と同居でしたが、学び始めて間もなく、自立の必要性を強く感じるようになりました。すると、程なく三重県に転勤が決まり、ひとり暮らしを始めることになりました。
また、私は当時40歳を過ぎても独身だったのですが、自由や楽を求めて責任を回避してきたことが原因と気づき、講師からも「責任を持たないと、夫という地位も、職場での地位も手に入りませんよ。結婚して家庭を持つことはとても良いことです。すぐにでも婚活を始められてはどうですか」とアドバイスされ、責任から逃げている限りは、望む人生は手に入らないと納得して、早速複数の結婚相談所に登録しました。通勤時には「ワンダフルマリッジ」(一色真宇著 アクエリアス・ナビ刊)の音声を聞き、夜もかけっぱなしで寝て、「結婚はいかにいいものか」を深層意識に刻み込みました。
「結婚は面倒くさいもの」「結婚すると自由がなくなる」といったネガティブな思いを減らすために「結婚すると決めた」「責任は喜び」「結婚は喜び」というアファメーションを録音して繰り返し聞きました。
愛の定義の修正
明美さん 昨年、主人と同じ講師から「恋愛成就の誘導瞑想会」を受けたのが始まりです。「人から愛をもらおうとしているので、『愛の定義』を変えないと理想とする相手と出会えませんよ」と言われて、「愛とは一緒にいることや、かまってもらうことではなく、自分や相手を成長させること」というフラクタル心理学の「愛の定義」を教えられました。
4月から受講したマスターコースで深層意識を見ていくと、共働きの両親に遊んでもらえず、「相手にされない」と、両親に対して怒っていることがわかりました。
ネガティブなフィルターを掛けて周囲を見る癖を減らすよう意識すると、両親への怒りも私の思い込みだったと次第に気づきました。職場でも、周りを振り回す嫌な上司が別人のように良い上司になり、意識の低い社員が辞めて意識の高い社員と入れ替わり、活気ある雰囲気に変わりました。
周りのことに首を突っ込むことが多かったのですが、「自分を大切にして、自分自身のやるべきことに集中してください」と講師からアドバイスされて、もっと自分のことを好きになろうと決めて、規則正しい生活を心掛け、ファッションやメイクもプロに習い、きちんとするようにしました。
カウンセラー養成講座での出会い
弘樹さん 昨年7月に、最初にフラクタル心理学を紹介してくれた講師から妻のことを紹介されて、SNSで友だちになりました。8月に東京のカウンセラー養成講座に参加すると、偶然にも妻も受講していて、そこで初めて顔を合わせました。
明美さん 私はカウンセラー養成講座の説明会で、講師から「絶対に結婚する」と決めて、翌週から始まる養成講座を受講するように勧められました。今思えば、そこで主人と出会うことになるのですから、決意が導いてくれたのかもしれません。
周りからすすめられて初デート
弘樹さん 最初は妻のことをあまり意識していなかったのですが、養成講座で講師や受講生から「お二人はお似合いだと思います」と言われることが何度かあり、フラクタル心理学では「周りの意見は自分の深層意識の声」と考えるので、講座終了後の12月に妻を食事に誘いました。
初めて二人で会った時、話しかけてもあまり言葉が返ってこないので、「次はもうないかな」と思っていたのですが、帰り際になって、「明日はお時間ありますか?」と聞かれ、翌日も一緒に美術館に行きました。
その時もあまり会話は弾まなかったのですが、帰った後に「楽しかったです」とメールがきたので、自分が価値をおいているものを一緒に学んだ仲であるし、信じて先に進もうと思い、ちょうどクリスマスの時期でしたので、改めて食事に誘い、「付き合ってもらえませんか」と、プレゼントを渡すと、「結婚が前提なら」とOKの返事をもらえました。
明美さん 今までの婚活デートでは、なぜか相手にイラッとして、ブスッと不機嫌な態度を取ってしまい、笑顔を出せずにいたので、それを何とかしたくて、フラクタル心理学のグループワークを受けました。そこで、「男性に対して母親を見ていますね。また相手にされないかもしれないと思い、相手を好きでも、自分が傷つきたくないから心のシャッターを下ろしてしまうのです」と指摘されて、「シャッター下ろさずとどまれ!」というアファメーションを授かり、唱え続けました。
また、入門講座で「目的地を決めて進むと道ができる」と聞いたので「今年11月の38歳の誕生日までに結婚する!」と決めていました。少し期限を過ぎてしまいましたが、12月に主人と「結婚前提」のお付き合いになりました。
5月1日令和婚へ
弘樹さん 将来のことを2人で相談するなか、折角なら令和の初日に入籍しようとなり、令和元年5月1日に入籍しました。4月に昇進して名古屋に転勤していたのですが、一緒に住み始めたのは8月からです。責任がある分、もっと頑張ろうという前向きな気持ちも出てくるし、今、こうやって一緒にいるのが自然な感じがします。
明美さん 自由が奪われるとかネガティブな思いがなく、夫がいることが普通に感じます。主人が広い心で受け止めてくれているのを感じます。
弘樹さん 交際期間は短いですが、お互いフラクタル心理学を知っているので、より深くわかり合えるところがあります。お互いを鏡として見ると、何かあっても、お互いを責めるのではなくて自分を振り返って、学びに変えられますね。
2019年11月発行TAWプレスに掲載
文:(株) Mamu&Co. 藤田理香子