「これで人生を変える!」と決意して講座に臨みました
深層意識を修正することで、関係を修復してめでたく結婚へ。その後も妊娠、出産と順調にステップを踏むことができたという友田さんからお聞きしたお話です。
愛の勘違いに気づく
これまで異性との関係では、相手に求めることが多く、思い通りにいかないと、怒りをぶつけてきました。その激しさからか、結婚を前提におつき合いをしていた彼からも「今のあなたでは一緒にいられない」と突き放されてしまいました。
ショックでふさぎ込んでいると、フラクタル心理学の家族関係コースを受講していた姉から、「絶対に役立つから」と、マスターコースの受講を勧められ、入門講座を学び始めたのが2年前の春のことです。
入門講座のあとに受けた家族関係コースで、愛とは、「自分や相手の成長を促すこと」と教わりました。これまで、愛とは、「甘えること、甘えさせてもらえること」と思い込み、赤ちゃんが母親に甘えるように異性に甘えてきたために、関係をこじらせてきたのだとわかって衝撃を受けました。講師からは「相手が厳しいことを言ったら、それをちゃんと聞きなさい」とアドバイスされました。
20代で地元で飲食店を開き、8年ほどハードに働いてきました。男性に対しても勝ちたい思いが強かったようです。講師から「男性に守られたいならば、男性を自分の上に置いて、男性を支えるつもりになりなさい」と言われました。
ひとり暮らしで、家事は最低限のことしかしていませんでした。個人カウンセリングを受けて、「夫のために家庭を守ることができる気がしません」とカウンセラーに泣きつくと、「そうやって『ダメなんです』と言って、弱い自分でいようとするのは止めましょう」「『できません』と自分で「できない現実」をつくって、現状のまま何も変わらないでいるつもりですか? 『自分がダメだから変える』ではなく、『欲しいものを手に入れるために絶対に変わる』と決めましょう」と諭されました。
父への思いを掘り下げると
彼とはしっくりこないまま、続いていました。遠距離でしたので、講座で東京に行く帰りに、横浜の彼の家に寄るようにしていました。初級講座を受け始めて最初の頃は、彼と話がかみ合わずに辛かったのですが、今はとにかく講座で言われたことやろう、と思い直しました。
そこで、怠慢で依存心が強い私の深層意識を変えるために修正文を読みました。「与えてもらうのではなく、与える人になろうね。自分と相手を大切にして、いつも笑顔でいなさい。そうすれば幸せな結婚ができて、かわいい子どもにも恵まれるよ」「消費ばかりしていないで生産しなさい。家庭を築くことも生産だよ。家庭を築くことにエネルギーを傾けなさい」と、朝晩、唱えました。携帯電話の待ち受け画面にも修正文を載せて見るようにし、苦手な家事も仕事と捉えて前向きに取り組みました。
「深層意識では、父親と夫は同じ位置になるので、幸せな結婚をしたければ、父親に対する思いも修正しましょう」と講師から言われて、父のことを掘り下げていくと、父が厳しかったのは、私がだらしなかったからで、父は経営者で仕事ができる人だから、厳しいのも当然だとわかったのです。
不思議なことに、父への思い違いをなくすと、彼のことも認められるようになりました。彼は20代前半で一軒家を購入して一人で住むような自立した人でした。私の意識も「尊敬できる人と家庭を持てるとしたら、なんて幸せなことだろう」に変わりました。
初級講座が終わる頃には、彼はいつも正しいことを言っているし、厳しいことを言うのは、私への愛からだと気づきました。「今まで勘違いして、甘えてばかりいて、本当にすみませんでした」と謝まると、「大丈夫だよ」と、彼は優しく私を受け止めてくれたのです。
また、講座の受講生はみな未婚でしたので、講師からパンチ法で「絶対結婚!」と唱えるように言われて、毎晩パンチもしました。
結婚と妊娠
8月の私の誕生日に彼からプロポーズされて、12月に結婚しました。地元の飲食店は人に任せて仕事を整理し、彼の住む横浜に引っ越してきました。
38歳になっていたので、一刻も早く子どもが欲しいと思いました。婦人科で検査をすると、妊娠しにくく、自然妊娠は難しいだろうと言われました。
翌年の2月から受講した中級講座でも、「子どもを持つにしては幼稚なところが多すぎる」と講師からも言われました。私の場合は依存心が強かったので、「本当の愛は相手の成長を促すことだよ、独占したいと思うのは依存だよ」とさらに愛の修正をしました。
「子育ても仕事と捉えて、母親業と思うように」とずっと講師から言われていました。子どもを持っても、べったり一緒にいることが愛だと思っていると、子どもをダメにしてしまいます。自立した子育てができるように、「側にいることが愛ではないよ。相手が進んでいく道を応援しようね。相手が成長する分、自分も成長しようね」と心を修正しました。
身内の能力を見直すワークでは、姉は子どもが3人、義理の姉には6人いて、受講生もみなお母さんでしたので、「次は私」という思いを強めました。
講師から「あっちこっちと思考が飛ぶので、頭のなかをスムーズにしましょう」と言われて、言い訳や迷いを封じました。「望んだ人生を自分で手に入れるぞ」と、アグレッシブな気持ちに切り替わると、頭のなかもスッキリしてきました。
講座終了後の3月末に妊娠がわかりました。自然妊娠は難しいと言っていた病院の先生はとても驚いていました。5月の連休には上級講座を受講しましたが、つわりもほとんどなく、元気に受講できて、先々のキャリアについても考えることができました。
出産と新たなる夢
昨年11月、無事に娘が生まれました。現在9ヵ月ですが、娘は人見知りも、後追いや夜泣きもなく、順調に成長しています。すぐにでも第二子を欲しいと思っています。私が納得できる人生を送ることで、それが子どもにも伝わると知ったので、子育てでたいへんな時期をぎゅーっとまとめて終わらせて、社会復帰して頑張っていきたいと思っています。
子育てをしながら、人の成長に携わる仕事がしたいと思うようにもなり、日本語教師になりたいという夢ができました。父の会社では外国人を雇っていたので、外国人と接する機会も多く、日本語教育の大切さを感じていました。今は子育ての合間に、日本語教師の資格試験の勉強に励んでいます。
思えば、夫とは「君とは人生を歩めない」と背を向けられたところからスタートして、今では「娘が順調なのは、あなたが見ているお陰だね」と言われるほど、夫からの信頼を得るまでになりました。
フラクタル心理学の講座を1つ受けるごとに結婚、妊娠、出産と短い期間にステップアップできたのは、「これで人生を変える!」と決意して講座に臨み、集中的に深層意識を修正してきたからでしょう。
これまで、あらぬ方向に突っ走ってしまい、失敗したことも多々ありましたが、フラクタル心理学で正しく目標を定めることができたお陰で、「火が付くと突っ走っていく」という私の持ち味が、上手に活かせたのだと思います。
フラクタル心理学で人生をコントロールする方法を知った今、これからの人生で、家族とどんな花を咲かせていこうかと、楽しみでなりません。
*パンチ(パンチ法):シャドーボクシングのように言葉を発しながらパンチをする思考の修正法
2019年11月発行TAWプレスに掲載
文:(株) Mamu&Co. 藤田理香子