「どんな思考が現実化して今の現実ができているの？」フラクタル心理学開発者がお答えするQ＆A 第1回　

「思考が現実化する」ということはたくさんの人が主張していますよね。その中でもフラクタル心理学は「１００％例外なく！」と付け加えています。つまり、自分が体験しているもので、自分の思考が現実化していないものはない、ということなんです。

それは「自分がこう思っている」というときの「自分」という言葉の定義がとても狭いんです。千絵さんは、自分が夢を見ているときに意識がありますか？

たとえば、夜中に地震で目が覚めたりするとき、それまでに見ていた夢をうっすらと認識していることはありませんか？

そうですよね。つまり、覚えている、いないにかかわらず、夢は見ているんです。その夢は誰の意識だと思いますか？

そうですよね。自分の夢は自分の意識がつくっています。つまり、「思考が現実化する」という本当の意味は、「自分の意識が現実化する」ということなんですよ。寝ている間にも自分の意識はありますから、その意識も勘定に入れる必要があるんです。それを深層意識というんですが、それは大量にあるんです。普段の意識よりもずっと多いんです。

結婚できない夢を見ているのではなくて、結婚と関係ない夢を見ているのかもしれませんよ。たとえば、遊んでいるとか、勉強しているとか。異性と一緒にいて過ごす夢を見ていないのかもしれません。

遊んでいる夢はお金を作りませんよね。それから、買い物ばかりしているとか食べてばかりいる夢も、お金を作るような活動ではないですから、お金持ちにはなれませんね。仕事している夢とか、営業ならば物を売っている夢とか見ていれば、お金が稼げるでしょうね。

普段の意識は、夢を見ている時の意識の量に比べれば、まだまだほんの少しなんですよ。ですから、夢に見るくらい意識を集中しないとだめですね。逆に、すぐに結婚するような人は、もともと異性と一緒にいることに興味があるのでしょう。普段は意識しなくても夢の中ではすでに異性と一緒にいるシーンを見ているかもしれません。すると、いつの間にか結婚しているでしょう。

そうそう、そんな感じなんですよ。ですから、異性に興味があれば、普段から自然とそういう恋愛ドラマや恋愛小説を読むでしょう。するとそのイメージが夢に持ち込まれますから、結婚しやすくなりますね。こうやって、「私はこう思っています」というだけではなく、子供のころからしていたことや、普段の興味や好みなども全部、なにかを現実化する力になっているんですよ。