「病気になる理由」フラクタル心理学開発者がお答えするQ&A 第12回

一色真宇がお答えする質問回答コーナー、第12回目は、病気が怖いという、57歳の貴子さん(仮名)からの質問です。

夫も病死。病気が怖い

貴子さん
貴子さん

一色先生、私の親も、私の夫も、がんで亡くなっているんです。だから、私もがんになって死ぬのではないかと心配なんです。子供はいますが、一緒には暮らしていないし、認知症になったらどうしようとか、寝たきりになったらどうしようとか、いろいろと心配してしまって、安心できません。どうしたらいいでしょうか。

一色真宇
一色真宇

子供のころはどうでしたか? 病気がちでしたか?

貴子さん
貴子さん

いいえ。特に病気がちだった覚えはないんです。

一色真宇
一色真宇

なるほど。子供のころから病気がちで、アレルギーや喘息があった人と、大人になってからがんになる人というのは、病気の原因がちょっと違いますね。

貴子さん
貴子さん

そうなんですか? どう違うんでしょう。

一色真宇
一色真宇

病気がどんな原因でできるかというのは、いくつかの分類があります。それを説明しますね。

メリットを求めて病気になる

一色真宇
一色真宇

まず1つ目は、やさしくされたい、かまってもらいたい、注目されたいという思いですね。子供のころは、風邪をひくということがよくありますよね。すると、いつもがみがみ怒っているお母さんが優しくなったりします。そして、いつもは買ってくれないアイスなどを買ってくれたりしますよね。すると、子供は、病気になるといいことがある、と感じます。普段、よく怒られている子ほど、病気になると得だと感じます。こうして、「病気はオトク」という思いが作られてしまうんです。

貴子さん
貴子さん

私は一人っ子なので、いつも注目されていましたね。

一色真宇
一色真宇

親が甘かったら、子供のころは病気にならなくてもメリットが得られていたのかもしれません。自分が悪いことをしていたり、怒られるようなことをしていたりするときに、病気になるというスイッチが入るんですね。

回避のために病気をつくる

貴子さん
貴子さん

じゃ、2つ目はなんですか?

一色真宇
一色真宇

2つ目は、やるべきことから逃げるための病気づくりです。たとえば、学校に行きたくないとき、仮病を使ったりしますよね。こういうふうに、自分の体が悪いということをアピールして、何かから逃げようとすると、これがそのうちに自動操縦になってしまい、病気になりやすくなります。特に女性は気をつけたほうがいいですね。回避を続けると女性特有の病気になりやすくなりますので。

貴子さん
貴子さん

えっ、子宮がんとか、乳がんとかですか?

一色真宇
一色真宇

最初は生理痛とかね。「女だから許される」と感じていると病気になりやすくなりますね。

一色真宇
一色真宇

今説明した2つは、自分のメリットのために病気を望んだ例です。そして、それが自動操縦になってその後も病気を作り出す、という仕組みです。子供のころに病気がちという人は、このタイプかもしれませんね。

相手への恨みが返ってくる

一色真宇
一色真宇

3つ目はちょっと違います。人に向けた怒りや恨みが時間が経つと自分に返ってくるというものです。子供のころはほかの兄弟に「邪魔だ、消えろ!」と思っていることがありますよね。この恨みが続いていると、手術を伴う病気になることがあります。また、実際に子供のころ、自分が相手に暴力をふるっていたりすると、障がいが残るような病気になったり、事故に遭ったりしますので、これは早く修正したほうがいいですね。

貴子さん
貴子さん

えっ、私も結構子供のころ、いとこや友達とケンカをしていました。これは病気を生むんですね?

一色真宇
一色真宇

そうです。大人になってから、もう会わないから安心、ということはありません。子供のころの恨みはちゃんと解消しておきましょう。

罪悪感が病気をつくる

一色真宇
一色真宇

4つ目の原因は、罪悪感です。先ほど説明した兄弟げんかも、大人になると、その恨みが間違っているとわかっていることもありますよね。この場合、恨みとともに、罪悪感も一緒になって病気を作ります。

貴子さん
貴子さん

えっ、それはダブルパンチですね。

一色真宇
一色真宇

その通りです。罪悪感はいろいろあります。人を傷つけたとか、盗みをしたとか、ズルをしたなどのことがあり、それがうすうす間違っていると気づいているときに、自分を罰します。自分が傷ついたら一生覚えているでしょう? 自分が親や他人を傷つけていても覚えていないんです。でも、罪悪感はしっかり残ります。

貴子さん
貴子さん

ええ~?! 驚きです。病気って、結局そうやって、自分で作るんですね。

一色真宇
一色真宇

その通りです。逆に言えば、それらを無くせば、病気を恐れることがなくなるということですから、早く修正するといいですね。

2026年10月発行TAWプレスに掲載
文:一色真宇