一色真宇がお答えする質問回答コーナー、第九回目は、フラクタル心理学を学んでいる雅子さんから、真反対の性格に見える二人の子供についての質問です。
自分を変えると子供が変わる

前回は、二人のお子さんがなぜ真反対の性格に見えるかという説明をさせていただきましたね。

はい。つまり、中二の長男のほうは欲望のままに生きていて自分勝手で、小六の長女のほうはその兄を見て自分の望みは叶わないと諦めているから、消極的だということですよね。

そうそう。簡単に言うとそういうことですね。そして、この場合は欲望のままに生きるというのを改善すれば、消極的な生き方のほうも直る、ということなんです。

ええと…。講座で「人を変える魔法」も学びましたが、長男の性格を変えるというのは、私のインナーチャイルドの自分勝手な性格を直すということですよね。理屈ではわかっているつもりなんですけど、「でも、夫はどうなのよ?!」と言いたい気持ちもありますね。私としては、夫の自分勝手なところが長男に似て、私がいつも我慢しているところが長女に似たんだと思っていました。親は二人いるので、それぞれが自分の性格を子供に投影するんじゃないんですか?

確かに、自分から見るとそう見えますよね。でも、そのご主人も自分の深層意識の鏡なんですよ。

あっ、そうか…。夫も自分の深層意識の投影なんですよね…。理屈ではわかるんですけど…。
自分の投影だと認めて人を変えたほうがオトク

もちろん、もしご主人が相談にいらっしゃって、「二人の子供を直したい」とおっしゃったら、「二人のお子さんと奥さんは、三人ともあなたの深層意識の投影ですよ」と私は言いますよ。

そうなんですね!

だから、自分の性格の投影なんだと認めても、全然負けじゃないですよ。どちらの親からも直せますが、自分で直したほうが絶対にオトクなんです。自分が人を変えられるって実感できると、すごく生きるのがラクになるからです。

そうか。なんか認めたくないというのは、負けた気がするからですね。夫に「ほら見ろ」って言われそうな…。だからなかなか認められないのか…。自分が直して長男が良くなっても、誰にも褒められない気もするし…。

褒められるより、ラクになる方がいいですよね? で、どうやって直すかなんですけど、まずはどうするんでしたっけ? 講座で習いましたよね。

はい。長男と同じことをしていた子供の自分を呼び出す、でしたよね。

その通りです。その子は「自分は大切な子だから、注目されて当たり前だし、自分がしたいことはなんでもしていい」って思ったんですね。子供の頃はそれで褒められたりかわいがられたから、これでいいんだって思ったんです。

ああ、自分のことは覚えていませんけど、確かに長男にはそう思いましたね。2、3歳くらいの頃はいたずらして、コードをハサミで切って得意そうにしていると、叱るよりもかわいいって思っていたのを思い出しました。

そうそう。そういうときに子供は「自分はなんでもやっていい。そして、親を困らせても、かわいいと思われる」と思ったんです。これが「自分が一番えらい」と感じられることなんですね。

そうか。私も幼児期にそう思ったんですね…。

そうです。でも、そんなことをしているとそのうちに叱られたり、失敗したりするようになって、逆に消極的な性格になったけど、本当はちゃんと納得して、聞き分けの良い子になればよかったですよね。そしたら、みんなと仲良くできるし、失敗もしなくなりますよね。

そうですね。今でも「私は我慢している」って思っていること自体、本当はもっと思い通りにしたいっていう欲望ですもんね。自分勝手をやめたほうがラクなんだって思ったら、我慢じゃなくなりますよね。
チャイルドに諭す言葉を言う

そういうことです。そしたら、自分勝手な性格も、消極的な性格も同時に直るってことです。初級で学ぶのですが、これを直すには誘導瞑想を使います。目を閉じて、自分勝手にしていたチャイルドを呼び出して、次のように言うんです。
「あなたは自分勝手にふるまうほうが望みが叶うし、注目されると思ったね。でも、実際には怒られたり、嫌われたり、失敗もしたりしたね。怒られたら『もう何もしてやるもんか』と思うし、失敗したら、怖くて消極的になるよね。思い通りにしたいなら、もっと能力を高めなさい。注目されたいなら、実力で注目されなさい。そしたら、みんなが賞賛する自分になれるよ。その方がかっこいいね」
こんなふうに諭すと、きっとチャイルドは納得すると思いますよ。

なるほど。それが「修正」というものなんですね。やってみます! ありがとうございました。

ぜひ修正をつづけてくださいね!
2026年1月発行TAWプレスに掲載
文:一色真宇


