「仕事が好きじゃない。こういう気持ちは変えられますか？」フラクタル心理学開発者がお答えするQ＆A 第3回　

「お金がない」ということには程度がいろいろあると思いますが、仕事が好きになれば解決できる、ということならば、修正法である程度できますよ。

それは絶対無理とは言いませんが、ある程度危ない生き方になったり、あるいはかなり特殊な能力を持っているという必要があるので、今そうではないならば、これから変えるには時間がかかるでしょうね。

そもそも、なんで仕事が好きではないんだと思いますか？

今の答えを２つに分けますね。「自由でいたい」「遊んでいたい」「面倒くさい」「人に指図されたくない」ということと、もう一つは「頑張っているのに評価されない」ということです。今日は前者のグループについて説明しますね。

原因というのは、実はいくつかが絡まっていて、それはその思いがつくられた時期が違うんですよ。だから、まず時期で分けるんです。

よく考えてみましょう。遊んでいたいとか面倒くさいとか、前者は赤ちゃんでも思うことですよね。

後者の「頑張ったのに評価されない」は、頑張るということができないとそう思えませんよね。これは赤ちゃんにはできません。つまり、頑張れるようになってからつくられた思いだということになります。

とすると、前者を直すには、赤ちゃんの頃からの思いを直さなくてはいけないんです。前回、プログラムの話をしましたが、赤ちゃんは「遊ぶ」というのがプログラムになっているので、今の自分が「ああ、遊んでいたいな。仕事は面倒くさいな」と思うとき、実は、まだ心の中に残っている赤ちゃんのときの心の部分がそう思っているということになります。

乳幼児の姿の自分に、仕事のおもしろさを教えてあげるんです。乳幼児の頃は、仕事のおもしろさって知らなかったでしょう？　今の自分はときどきおもしろいと知っているけど、乳幼児の自分の時間は「遊びたい」で止まっていて、仕事のおもしろさがわからないので、それを言葉で教えてあげるんですよ。そして、イメージの中でその子が「仕事って、面白いものなんだ」とわかって、仕事をバリバリするイメージができれば、過去の書き換え完了です。

今の自分もちゃんと言えないとしたら、仕事をおもしろそうにしている人に聞けばいいんですよ。「どういうところが面白いんですか？」ってね。そして、そのまま乳幼児の自分に繰り返し伝えればいいんです。

「仕事を全力でやると、結果がちゃんと返ってきて、やりがいがあるよ。そしたら、遊ぶよりもっとおもしろいと思うよ。結果が積みあがれば自分が誇らしくなるよ」とかですね。でも、修正を一回二回やってもすぐには変わりませんよ。一か月くらい毎晩夜にやってみましょう。一回５分くらいでもいいですよ。すると、少しずつ仕事への思いが変わってきますよ。