
ランニングを始めて体調が良くなり、自分が優先したい価値観に気づいたことで、最適な転職ができたという香坂祥一朗さんからお聞きしたお話です。
会社役員
香坂祥一朗さん
山梨県 在住
美容瞑想のCDを聴いて変化を感じて
――学んだきっかけと最初の気づきをお聞かせください
5年前、私は原因不明の腹痛に悩まされるなかで、地元に工場を持つウェブサービス企業へ情報システムの責任者として転職しました。ハードだった前職から地元企業へ移ったものの、転職先は世界一のシェアと数百億円規模の売上を誇り、そのさらなる成長を義務付けられる状況に、私は強いプレッシャーを感じていました。
その頃、妻がフラクタル心理学の書籍『「きれい」を引き寄せる美容瞑想』(講談社刊)に附属のCDを寝室で流して眠るようになりました。すると、そのメッセージが私の深層意識にも作用したのか、長年の腹痛が治まり、体調が好転したのです。妻はマスターコースを受講して、妻自身や娘にも大きな変化があったことは以前の『TAWプレス』で紹介されました。
妻や娘のポジティブな変化に加え、私自身も体調の改善を実感したこと、そして仕事の先行きに対する不安も重なり、フラクタル心理学の理論を体系的に理解したいと思い、2024年に講座を受講し始めました。
無意識の抑圧的な態度に気づき、取引先への態度も変えて
――学び始めて考え方や行動に変化はありましたか?
8年前に父が他界し、弟が実家を継ぎました。数年前、弟がメンタルを患ったのを機に、父と離婚していた母が実家に戻り、弟と共に暮らすようになりました。
講座で誘導瞑想のワークをすると、イメージのなかで幼少期のことが出てきて、弟に壊れたおもちゃを渡したり、理由を聞かずに無理やり納得させるような一方的な言動をしたり、抑圧的な態度をとっていたことがわかりました。これに対して、深層意識を変えるための修正文を作り、録音して聞き始めました。
「自分ではわからなかったのかもしれないけれど、あなたは弟を抑圧してたよ。抑圧しても何の解決にもならないから、それをやめて、相手の話をしっかり聞いてごらん。そしたら、自分が間違ったことを伝えていたり、決めつけるような言い方をしていたことがよくわかるよ。それはやめようね」
無意識でしてしまうような、たとえば、急に黙り込んだり、目を閉じて腕を組んだりといった態度も相手にとって無言の圧力となり、プレッシャーを与えているとわかり、変える必要があることに気づきました。
考えてみれば、私の会社は圧倒的な企業規模ゆえに、パートナー企業に対し、知らず知らずのうちに上から目線になっていたのかもしれません。これまでは、会社の決定事項や上層部の意向をそのままパートナー企業に伝えていましたが、この気づきを得てからは、相手が理解し、受け止められるような言葉や内容に変えて伝えるようになり、パートナー企業との協力体制も一層強くなりました。
仕事での価値観がはっきりすると、以前の会社に戻る決断ができて
――仕事に関してほかにも変化したことはありますか?
その後、リーダーシップコースを受講して、「成功とは何か」を定義するワークに取り組み、キャリアアンカーと言われる仕事における譲れない価値観や欲求は何かを探求しました。
その結果、私のなかで見つかった揺るぎない答えは、「仲間と一緒に成功の喜びを分かち合うこと」でした。これが自分の人生の最終的なゴールだと腹落ちした時に、頭に浮かんだのは、以前在籍していた会社のスタッフたちの顔でした。その瞬間、キャリアに対する迷いが一挙に払拭されました。以前の会社からは度々復帰の誘いを受けていましたが、ここでようやく元の会社へ戻る決心がついたのです。
この会社は、アジアを拠点に、企業の情報システム構築を世界中から請け負うシステムインテグレーションサービスを提供しています。役員として入社して、3日後には、アジア本社で開かれた開所式を兼ねた20周年記念パーティーに出席することになりました。会場は400名ほどの招待客で埋め尽くされ、日本の製造業を支える上場企業のCTO(最高技術責任者)やCIO(最高情報責任者)といった素晴らしい方々と、対面で話をする機会を得ることができました。
以前の勤務形態では、パソコンに向かうリモートワークが中心で、人と直接会う機会はほとんどありませんでした。しかし、仕事の価値観が明確になった途端、社内外で多くの人と出会え、別の世界が瞬く間に広がったかのようでした。
健康診断の数値がすべて改善 会社でも周りが活性化してきて
――その後の体調や体重の変化はいかがですか?
今も毎晩聴いている美容瞑想CDに、「きれいになるために精一杯努力してごらんなさい」というメッセージがあります。私はこれを「若さと健康のためにできることは何でもやる」と解釈し、CDを聞き始めて間もなく、毎朝5時過ぎに起床して10キロのランニングをするようになりました。その結果、朝の脱力感は消え、夜はぐっすり眠れるようになり、体重は97キロから15キロ減り、現在は82キロを維持しています。10年ぶりに再会したアジア本社のスタッフから、「以前と全く変わりませんね」と声をかけられた時は、とても嬉しくなりました。
かつて健康診断では、常に脂肪肝を指摘され、肝臓の数値であるガンマGTPや血糖値も非常に高い状態でした。しかし、現在では中性脂肪も低く、血液がサラサラと評価され、悪い数値は一つもありません。全身に活力がみなぎるのを感じ、間違いなく、人生で今が一番健康な状態だと思います。
昨年は家の建て替えも行い、もうすぐ入居できる予定です。また、勤務先が都心になったことを機に、都心に単身赴任を始め住環境だけでなく生活も一新しました。

――会社では何か変化はありましたか?
私は誰よりも早く出社し、朝一番に机に向かい、情報収集やメールの返信を始めます。後から出社する部下たちに「おはよう!」と元気よく挨拶をすると、皆が笑顔で応えてくれます。
特別な事情がない限り、普段から残業をせずに定時の6時に退社し、自分の時間を大切にするよう努めています。この働き方がスタッフにも伝播し始め、朝早く出社する社員が増え、一緒にコーヒーを飲みながら語り合うのが楽しい時間となっています。講座で「360度自分」と知りましたが、次第に周囲が元気になり、活性化しているのを肌で感じています。以前から修正を重ねてきた「周りが理解できるようにわかりやすく伝える」ことも実践し続けています。
美容瞑想のCDには「きれいになるととってもいいことがたくさんあって、それはあなたの想像以上なのよ。あなたは自分が好きになって、あなたのことを好きな人も増えるのよ。あなたの運命が変わって、あなたが今までに知らなかった幸せが訪れるのよ。どんな幸運が訪れるのか知りたいでしょ」というメッセージがあります。
これまでは、田舎で静かに慎ましく暮らし、勤めていた工場で一生を終えるのだろうと思ってきました。しかし、閉ざされていた心の扉を開けて、私の本当の望みを見つけ出すと、その望みのままに仲間がどんどん増えていき、まさにCDのメッセージにあるように、想像もしなかった未来が目の前に広がりました。新たな人生が始まったかのように心躍る毎日です。

2026年1月発行TAWプレスに掲載
文:(株) Mamu&Co. 藤田理香子