親や兄弟への思いが、自分の仕事やご主人の仕事にまで影響して、営業不振になっていたことを、身をもって体験したという五十嵐真弓さんからお聞きしたお話です。
自分の思いが変わるとお客さまの求めるものも変わりました
アロマとハーブの専門店 香のん 代表
家族関係コース講師
五十嵐真弓さん 富山県在住
フラクタルを学んで売上げが伸び始める
アロマとハーブの店を開業して4年目のこと、フラクタル心理学を学んだ知り合いの方が1年ほどで予約が取れない人気カイロプラクターになったのを見て、私も仕事に活かしたいと思い、フラクタル心理学を学び始めました。
初級講座で「親に対する思いは仕事に影響を与える」と学び、私は思春期のころから、早く自立して親から離れたいと思っていたことを思い出しました。その割には、結婚した今でも両親と近い距離に住み、頼りにもしています。それは、フラクタル心理学では「結果は目的」として、それを私が望んだからだと考えます。本当は離れたいのではなく、両親のことが好きで、傍にいたいのであり、必要なものはすべて与えられていたということに気づくと、感謝の思いが溢れました。両親への思いが変わると、横ばいだった店の売り上げが伸び始めたのです。
アロマとハーブの店を開業して4年目のこと、フラクタル心理学を学んだ知り合いの方が1年ほどで予約が取れない人気カイロプラクターになったのを見て、私も仕事に活かしたいと思い、フラクタル心理学を学び始めました。
初級講座で「親に対する思いは仕事に影響を与える」と学び、私は思春期のころから、早く自立して親から離れたいと思っていたことを思い出しました。その割には、結婚した今でも両親と近い距離に住み、頼りにもしています。それは、フラクタル心理学では「結果は目的」として、それを私が望んだからだと考えます。本当は離れたいのではなく、両親のことが好きで、傍にいたいのであり、必要なものはすべて与えられていたということに気づくと、感謝の思いが溢れました。両親への思いが変わると、横ばいだった店の売り上げが伸び始めたのです。
夫の会社の売上げも上がる
私には2歳下と6歳下に弟がいますが、講座で弟たちとの記憶を辿ると、よく2歳下の弟のことが出てきました。県内で一番の高校に入り、その後も大学院まで進んで大企業に就職した弟と、私はなにかと比べられて認めてもらえず、親の愛情を弟に取られたと感じていました。
「豊かさを高めるミニワーク」の講座を受けると、誘導瞑想でまた弟とのことが出てきました。父親と一緒に弟の誕生日プレゼントを買いに出掛けたのに、結局、弟のプレゼントを父親に買わせないで帰ってくるというストーリーでした。
講師から「お父さんと一緒に誕生日プレゼントを買って弟さんに渡し、みんなで楽しい時間を過ごしたというイメージに書き換えたらどうですか」とアドバイスされて、イメージを書き換えると、なんと主人の会社の売り上げがぐんぐん上がり始めたのです。
主人とは、店を始めるときに、店舗デザインを請け負ってくれたことがきっかけで結婚しました。主人は家具や事務什器の卸しの会社を経営していて、仕事も順調でしたが、私と結婚する少し前から、会社の売上げが急に落ち始めたのです。
主人は姉と弟がいる中間子で、私のすぐ下の弟と同じ位置にあたります。私が心のなかで、「親の愛情を奪った弟が豊かになるのは許さない」と、弟を攻撃していたことが、主人への攻撃となり、主人の会社が傾くという現実をつくっていたようです。弟への思いを変えると、主人の会社の売上げは、一番低かったときに比べて、3~4ヵ月で4倍ほどに上がりました。
インナーチャイルド*を癒やし、ポジティブなイメージをする
これまで私は「自分が正しい」という思いが強かったのですが、講座で学ぶうちに少しずつ夫のアドバイスも聞けるようになりました。美容・健康コースで、「早く変わりたかったら、極端を加えなさい」と講師からアドバイスされて、「夫は神だ」というアファメーションを唱え始めると、夫に従うと何でもスムーズに進み、夫は広い視野でものごとを捉えているのだと思うようになりました。
当時、息子も2歳を過ぎたころで、自分の子育てのためや、子育て世代のお客さまの役にも立ちたいと思い、講師から勧められていた家族関係コースの講師にもなりました。家族関係コースにある「自分の感情を癒やすレッスン」は自分にもよく取り入れていました。感情が揺れたときには、「悲しいんだね」「腹が立ったんだね」とチャイルド*を受け止めて共感すると、チャイルドの気持ちも収まり、冷静になれました。
その後は良いイメージを入れていくのですが、家族関係コースの最後に、「ネガティブなものも現実化するから、根拠がなくてもいいからポジティブなイメージをしよう」とあり、ひっきりなしにお客さまが店に来るイメージや、お客さまと楽しく会話するイメージ、スクールの席が生徒さんで埋まり、楽しく学びを進めているイメージをしました。
アロマやフラクタル心理学の講座も順調に
開業前の5年間、アロマテラピーの認定校で講師をしていた経験を活かして、独立と同時にアロマテラピーのプロ養成スクールも始めましたが、心のどこかで「アロマでは稼げない、仕事としては成功しない」と思っている自分がいました。自分の思いをポジティブに変えるために、「私は最高」というアファメーション、それから「まわりは最高」「360度自分」といった基本的なアファメーションも唱え続けました。私自身が自分やまわりを認められるようになると、「アロマの仕事がしたい」とアロマテラピーを学ばれる方が増えていったのです。
店にも、癒やして欲しいといった依存からではなく、気持ちのバランスを取るために香りを探すといった、セルフケアを目的に来店される方が増えました。定期的に開催している家族関係コースを学ばれた方が、その後マスターコースを学び、カウンセラーや講師を目指す方も出てきています。私が自分自身や仕事への思いを変えたことで、お客様単価も5、6年で2倍ほどに上がりました。
息子のことも心配してばかりいましたが、家族関係コースに「心配するのは呪いをかけるのと同じ」とあり、ポジティブなイメージに切り替えると、息子は保育園でも人気者になり、現在、小学2年生ですが、元気に学校に通い、勉強にも熱心に取り組んでいます。
アロマの店を移転して主人の仕事の受注もするように
店を始めてから10年目となり、主人とも何か新しいことを一緒にやろうと話していると、タイミング良く気に入った場所の店舗が空き、昨年春に移転しました。
新店舗では主人の扱う家具と、アロマの雑貨を一緒に置いて、店舗デザインのモデルルームの役割も兼ね、問い合わせや受注にも対応するようになりました。新店舗になったことでさらに活性化されたのか、新装オープン後の4月から12月の8ヵ月間だけで、アロマの店の売上げは昨年の年商の1.5倍ほどに伸びました。
これからもポジティブなイメージを大切にして、主人とも協力しながら、さらに事業を発展させていきたいと思っています。
*インナーチャイルド(チャイルド):深層意識のなかの成長しきれていない未熟な一部
2020年3月発行TAWプレスに掲載
文:(株) Mamu&Co. 藤田理香子