リストアップした理想の相手と出会い結婚出産!

イメージ通りの人と再婚して子どもにも恵まれ最高に幸せです。   

英語講師 小板晶奈さん
北海道在住

両親への思いを変えて、理想の結婚相手をリストアップすると出会いがあり、自分責めをやめたことで無事に妊娠出産できたという小板晶奈さんからお聞きしたお話です。

インナーチャイルド*が問題を起こしていると知って

短大卒業後に留学したカナダで、ドイツ人男性と出会って結婚し、ドイツに嫁ぎました。3年で離婚して、日本に戻ってからは英語講師として働き始めますが、英語教育の考え方が塾長と合わずに1年ほどで辞め、その後は、自宅で個人レッスンやオンラインで英語を教えていました。

何もかも上手くいかずにモヤモヤしていたときにフラクタル心理学を知り、インナーチャイルドの講座を受けたのが2年前の2月のことです。

大学で心理学を専攻していたので興味を持ち、3月からは、インナーチャイルドの講座を定期的に受け始め、その後、マスターコースを受講しました。講座では、深層意識のインナーチャイルドの思いが現実に影響を与えるので、意識的に変えないと、何時までも同じような問題が起きると学びました。私のインナーチャイルドは、負けたくないという競争心が強く、自分が正しくて相手が間違っていると思い込んで男性を見下しているといいます。そういえば結婚が上手くいかなかったのも、夫のせいにし、英語塾でも塾長が間違っていると思っていました。

これまでの恋愛で、何かあると「もう、いい」と相手との関係をバッサリ切ってきたことも、「相手から切られるのが怖くて自分から切っていたのです。パートナーに親を投影していますね」と講師から指摘されました。

幼いころ、2つ年下の妹に手がかかり、長女の私は手のかからない良い子を演じつつ、心のなかでは「どうせ私のことはやってくれない」とひがんでいたのを思い出しました。中一のときに両親が離婚して父が出て行ってから、「母子家庭だから、母親の教育が悪いからと言われないように、ちゃんとしなさいね」と言う母に、「勝手に産んでおいて何を言っているんだ」と怒りを覚えました。

講師からは、「親への恨みが男性とうまくやっていく障害となっています。心のなかでいいので、お母さんに謝ってください」とアドバイスされました。とにかくやってみようと心のなかで謝ると、不思議なことに母に対して感謝の思いが出てきました。女手一つで私たち姉妹を育て上げた母の苦労も知らず、数々の悪態をついてきたことを、心から申しわけなく思ったのです。

父親への思いも変化し、結婚相手をリストアップ

別れた父に対する恨みもありました。父は公務員として救急救命士の仕事をして収入は多い方でしたが、家庭内暴力があり、私のなかで父は悪者でした。講座を学ぶうちに、自分のわがままで叱られたのを暴力と思い込んだこと、父のお陰で何不自由ない生活ができたし、養育費も出してくれていたことに気づき、恨みがましい思いも感謝へと変わりました。

父への思いが変化すると、再婚したいと思うようになりました。講座では「理想の結婚相手はこういう人と、リストアップしてイメージを膨らませなさい」と言われました。妄想好きの私はパートナーとの幸せな状態を細かくイメージしました。受講者の前で発表すると、まわりから「キャー」と歓声が上がるほどでした。

それからひと月もたたずに、顔見知りだった今の夫とお付き合いが始まり、5月には同棲して、8月には妊娠を機に34歳で再婚しました。夫は結婚相手のリストでも上位の項目に入れた有言実行の人でした。それはこれまでの男性に対して不満に思っていたことで、そうでない男性と出会いたいと思って書いた項目でした。夫は親から引き継いだ建設会社を経営する傍ら、趣味のドラムで音楽活動をするなど、エネルギッシュにやりたいことにトライするタイプでした。

流産を繰り返す思考を修正して無事出産

1回目の妊娠は流産になりました。手術した夜、気を紛らわしたくて、身体には悪いと知りつつ飲みに行きました。講座では「罪悪感を持ったり、自分を責めるのはヒマな証拠で、いま自分にできることを何でもするように」と講師から言われました。自分を大切にして、健康的な食べ物を選び、お酒を飲み過ぎないようにしましたが、2回目も流産しました。流産してみて、まだ自分を責めていることがわかりました。

講師から「とにかく悪い感情はないから、枕に向かって吐き出しなさい」と言われました。感情を抱えたままだと罪悪感のドツボにはまりますが、吐きだして客観的に見てみると小さなことに思えて、気持ちが切り替わりました。また、「したいことができなくなる」といった思いも、親になることを阻んでいたかもしれません。講座で、「両立できますよ」と言われて、両立できるイメージをするようにしました。


3回目に妊娠したときには、妊娠中に研修を受けに東京まで行き、自分でワークショップを開くなど、したいことはして活動的に過ごしました。流産の怖さはなくなり、今年の1月に36歳で息子を無事に出産することができました。

今息子は4ヵ月になりますが、夫とは「子どもは3人欲しいね」と話しています。夫と巡り会えたこと、結婚生活が上手くいっていることも、フラクタル心理学を学んで、深層意識を変えてきたからだと思い、心から感謝しています。

*インナーチャイルド:深層意識のなかの成長しきれていない未熟な一部