子どもを連れて離婚、2年後に結婚を前提の出会いに恵まれて!

新たな出会いで自立したパートナーシップが始まりました

会社員
田村麻未さん
宮城県在住

息子への怒りは自分の深層意識に原因があると知って修正すると、問題が解決して新たなパートナーシップも始まったという田村麻未さんからお聞きしたお話です。

息子の中耳炎の原因

札幌に嫁いで、息子が4歳、娘がまだ1歳にならない頃に、子育てに活かしたいと思って家族関係コースを受けました。講師に息子が中耳炎を繰り返すと相談すると、「息子さんは甘えん坊ではないですか?息子さんが甘えっ子ということは、お母さんに依存的なところがあるんです。こういった耳の問題は依存的なところがあるときに生じます」と言われました。

フラクタル心理学では相手に見えるものは自分の深層意識にあるものと考えます。そこで、私の深層意識を変えるために、パンチ法*で「甘えを捨てる」修正をしました。それ以来、息子は中耳炎にならなくなりました。しかし今度は、耳の奥に小さな腫瘍ができる真珠腫になり手術をすることになったのです。

この頃、夫との関係もギクシャクしていて、原因はお金の問題でもあったので、講師から仕事をするようにすすめられました。外に出て働くことに不安がありましたが、生まれて初めてファミレスでアルバイトをしてみると、意外とやれると思い、働くことに抵抗がなくなりました。

講師からは「余計なものを作る」「『問題があるんです』と言って注目を集めようとする」とよく言われていました。しばらくして、息子に本来必要のない過剰歯が生えてきたときには、「これで最後と決めましょう」と講師に促されて、深層意識を変えるために「問題をつくるのをやめる」と自分自身に言い聞かせました。

結局、夫とは離婚することになり、子ども2人を連れて故郷の仙台に戻って、父が経営する会社で事務のパートとして働き始めました。私は3人姉妹の長女ですが、会社では母とすぐ下の妹も働いているので心強く感じました。入院が必要と言われた息子の過剰歯の手術も、こちらの病院では入院しないで手術できたので、深層意識が修正できたからかと安堵しました。

息子を抱きしめられない

子どもたちとの3人暮らしにも慣れてきて、幼稚園の年長になった息子に問題が出ることもなくなりましたが、今度は私のほうに問題が出てきました。息子から触られるのもイヤになり、以前のようには息子を抱っこすることもできなくなったのです。「ちょっとママ」と呼ばれたり、まとわりつかれると、「なんでママの邪魔ばかりするの!」と怒りが湧きました。

「私だって第一子で、甘えたい気持ちを抑えて頑張っているんだから、お兄ちゃんのくせに甘えるな」という思いからだったのだと思います。大人同士の話に息子が入ってくるのにもカチンときて、布団に張り倒してしまうこともありました。なんでこんなに腹が立つのか、自分でも抑えられない怒りでした。「もうやめてよ、張り倒すの。痛いんだからさ」と、私をいなすような息子の態度にも、「父親がいなくなったと思って、偉そうにするな」と、余計に腹が立ちました。

私の怒鳴り声に驚いた近所の人の通報で、警察官がきたこともあります。「叱っていた」と答えると、息子の身体をチェックされたので、虐待を疑われたのかとショックでした。

親の邪魔をするチャイルドの修正

仙台ではフラクタル心理学を入門から再受講して上級まで学んだ後に、一色真宇先生の個人セッションを受けました。息子の話をして、何度も車に轢かれそうになったことを相談すると、「息子さんのことがあまり好きじゃないみたいね」と言われて、その思いがどこからくるのかを説明してくださいました。

私は子どものときに両親の仲を邪魔していて、その自分が今度は息子に投影されて、息子が自分と夫の仲や人生の邪魔をしていると感じているのだというのです。

考えてみると、私はおしゃべりな子どもだったので、きっと親の邪魔をしていたに違いありませんし、息子も娘も大人の仲間だと思っているのか、話に入ってこようとする傾向がありました。両親は会社で一緒に仕事をしていますが、熟年離婚をしていて、私が離婚届の証人になっていることから、私はいまでも両親の間に入り込み過ぎていると気づきました。フラクタル心理学を学んできたので、私のなかの「邪魔をするチャイルド*」が、相似形としてまわりに映し出されているのを自覚できました。

一色先生から「親の邪魔をしたり、母親を引き留めるために注目を引こうとしたり、母親をいじめたりするチャイルドをきっちり1ヵ月で変えると決めましょう。それをやるのとやらないのとでは、息子さんがこの先受け取るものが変わってきます」と言われて、「甘えは絶対に捨てる。親の仲を邪魔したり、母親を蹂躙するチャイルドなんかいらない」と、深層意識に言い聞かせる修正をしました。

1ヵ月後には、息子に対する抵抗感がまったくなくなっていました。必要以上に厳しく当たることもしなくなり、素直に息子を可愛いと思えて、抱きしめられるようになったのです。息子と娘で私を取り合うこともなくなりました。

子育てや仕事も上手くいくように

仕事は1年間パートで働いたのちに、フルタイムに変わりました。働いてエネルギーを出すこと、自分の成長が子どもにも影響することを講座で学んで実践するようになってから、仕事も子育てもラクになりました。仕事中に子どものことを一切心配することがなくなり、仕事に集中できて、働くのは楽しいと思えるようになりました。

子どもたちにも何でもやらせるようになりました。息子は小学校2年生になり、朝食後にドリルを勉強して、自分の洗濯物を干してから学校に行きます。娘も幼稚園の年少ですが、持ち物は自分で用意し、帰ってからの後片付けも自分でしています。 

講師に「上の子をちゃんと育てれば、あとは芋づる式に下の子もちゃんと育ちますよ」と教わりましたが、その通りになっています。母から、「あなたが子育てを頑張ってきたことは、子どもたちを見ればわかるわ」と言われて、ちょっと誇らしく感じました。

講座のワークで父の見方も変わりました。父の意見を聞けるようになり、父だからと甘えることなく指示に従って仕事をするようになり、仕事のミスが少なくなりました。

自立のステップと新たな出会い

会社で働き出して2年、34歳になって、1つ年下の彼ができました。会社の人ですが、結婚を前提にお付き合いすることになり、両親と妹にも私たちのことを話しました。彼が家に遊びに来ると、帰り際に子どもたちは「また来る?」と催促するように聞くので、彼のことを受け入れているのだと思います。彼も私の離婚を人生経験として受け取ってくれています。

離婚はあまりしたくない経験でしたが、私の場合は避けられないステップだったのかもしれません。前の主人はパートナーではなく完全に親代わりでした。自立すると引き離されるような気がして、自立しないでおこうと思っていたのです。それほど依存的で未熟だったから、離婚という荒療治が必要だったのかもしれません。

別れるときに「いつか誰かと再婚して欲しいから、子どもたちとは会わない」と言われ、離婚後も養育費などで助けられてきました。私もやっと自立でき、本当の意味で前の主人を解放してあげられるときがきたのだと思います。

自分が変わるとパートナーシップってこんなに変わるのかと驚いています。いまの彼は自立してから出会った人なので、良い意味で甘えを許すタイプではありません。お互い自立した者同士だと、二人でできることも、心地良い時間も増えるのだなと実感しています。

これから彼と一緒に、息子や娘とともに新しい家族をつくっていきたいと思っています。

*パンチ法:シャドーボクシングのように言葉を発しながらパンチをする思考の修正法
*チャイルド(インナーチャイルド):深層意識のなかの成長しきれていない未熟な一部


2020年9月発行TAWプレスに掲載