「結婚します」と宣言すると、1ヵ月後には未来の妻が目の前に現れて!

決断すれば「結婚」も現実化しますね!

父への思いや怠け心を修正して「結婚する」と決めると、ご縁ができて、めでたく結婚したという丹治大一さん&直恵さんご夫妻からからお聞きしたお話です。

公務員  丹治大一さん、フラクタル心理カウンセラー 丹治直恵さん  大阪府

父への思いの修正

直恵さん 28歳のときから結婚相談所に登録していましたが、なかなかいい出会いがありませんでした。瞑想の先生からフラクタル心理学を勧められて、マスターコース入門講座を受講したのが2年前のことです。

講座では、「婚活がうまくいかないのは、父親との関係が良くないから」と言われました。父は身体が弱くて、仕事に熱心ではなく、一方、母は仕事熱心で、会社でも信頼される立場にいました。母は父のことを、「せっかくいい大学を出ているのにろくな仕事に就いていない」と嘆いていたので、「母のほうが稼いでいる」と思い、私は父を見下していたのでした。

講座のワークで、さらに両親の記憶を掘り下げていくと、結婚するときに父は母に家庭にいて欲しかったのに、母は働きに出てしまったと聞いていたことを思い出しました。講師から「母親が大黒柱のように何でもやっているけれど、それは父親の懐が広く、母親を自由にさせているからです」と指摘されて、母の気持ちを尊重したのは父の愛だと気づき、父のことを理解できるようになったのです。

また、「父は消極的な人で、何か指摘されると意欲を失い何もしなくなる」と心のなかで批判してきましたが、この思いを紐解くと、「人の話を素直に聞かず、人に指摘されると、怒り出して何もしなくなる」という私自身のインナーチャイルド*が浮かび上がりました。

そこで素直に話を聞くための修正文を作り、パンチ法で「力を出せ、責任を取れ、自立しろ、人の話を素直に聞け」と繰り返しました。仕事先で相手の言い分を聞くのは腹の立つこともありましたが、フラクタル心理学でいう「敵が正しいとしたら?」と考えると、相手の立場も見えてきて、相手に従うことでメリットがあることにも気づきました。すると、まわりの人たちも私の話を聞いてくれるようになったのです。

結婚を決意する

大一さん 長いことひとりで暮らしてきました。、退職したら、まわりに誰もいなくなり、一人寂しく死んでいくのだろうな・・・と思っていましたが、「やっぱりそういう未来はイヤだ。自分を変えないといけない!」と強く思い、インターネットで「自分を変える」と検索してフラクタル心理学に出会いました。

入門講座を受講すると、過去に自分がやってきたことがことごとく例題に当てはまり、これはしっかりしたモノだと思って受け続けました。「そのままでいたい」という怠けた自分を変えて、殻を破るための考え方がフラクタル心理学にはありました。

気づいたら、初級講座の時に「結婚します」と、自分から宣言していました。講師からパンチ法をしなさいと言われたので「結婚するぞ」「私は変わる」「怠けるな」と短い言葉を何回も唱えました。仕事を言い訳にして、そのほかのことをないがしろにし、人生そのものを怠けていたのです。家の壁にも「結婚する」「私は変わる」と紙に書いて貼り、それを見ながら生活すると、ある日突然、未来の妻が目の前に現れたのです。

直恵さん 私がフラクタル心理学の講座を受け出したのは2年前からですが、瞑想の先生からフラクタル心理学の話を聞くようになって3年になろうとしていました。「決断しなければいつまでも同じところにいるのだから時間の無駄でしょ」と講師から言われて、その通りだと思い、「次に会った人と結婚する!」と心に決めました。

間もなく、講師から夫を紹介されました。「仕事に真摯に取り組んでいて収入もしっかりされている方ですよ」と言われて、そこがポイントになりました。趣味や生活スタイル、住む場所は相手に合わせると決めました。

紹介されて初めて会って

大一さん 妻を紹介されたのは初級講座のときです。「こんな人がいますよ」と講師から言われました。本来は人を紹介したりしないそうですが、たまたま同じ時期に別の講座を学んでいる人だというので、とにかく会ってみようと思いました。

直恵さん これまでのお見合いでは、相手のプロフィールを事細かに見せられるので、あれこれうるさいことを言っていましたが、決断したら何も気にならなくなりました。主人と初めて会ったときも、美術館で絵画を鑑賞しながら感想を言ったり、休みは何をしているとか、差し障りのない会話しかしませんでした。

大一さん 以前、結婚相談所に登録していたときには、お見合いで会うと、別れ際に何かしらの社交辞令は言うものの、「またお会いしたいです」とはっきり言ってくれたのは妻が初めてでした。「この人は本気だな」と思いました。2回、3回と、自然と会い続けて、出会って半年で結婚しました。私が兵庫、妻が京都で最初は別居婚でした。入籍して10ヵ月ほどして大阪に転勤になった時に、同居を始めました。

自然体でいられる結婚生活

大一さん 一緒にいて全然負担を感じません。淡々と毎日が過ぎていきますが、一緒に暮らす人がいてくれるのはありがたいなと思います。職場では部下の教育係として人を育てる仕事が加わり、私生活でも子どもを持ちたいと思うようになりました。

ハネムーンのヨーロッパ旅行

問題を抱えた方の相談に乗る仕事をしていますが、複雑に見えることでも、フラクタル心理学の考え方を前提においてアドバイスしていくと、感謝されることが多くなっています。 

直恵さん 異性と同じ屋根の下で暮らすイメージが全然できなくて、結婚へのブレーキになっていましたが、主人とは初めて会ったときに「お父さんみたいだな。一緒に暮らせるかも」と思ったんです。

大一さん 私が54歳で妻が38歳。年の差婚です。
直恵さん 父のように懐の広い人なので、何でも「いいですよ」と言ってくれて、自由にさせてもらっています。カウンセラーとしても活動したいと思っていますが、私も主人もさらに深層意識を修正して、早く子どもを授かりたいと思っています。

*インナーチャイルド(チャイルド):深層意識のなかの成長しきれていない未熟な一部

2019年11月発行TAWプレスに掲載
文:(株) Mamu&Co. 藤田理香子