フルマラソンに出場! 仕事も出会いも人生上昇中です!

両親のせいにするのをやめて、自分の人生を生きるようになると、仕事がおもしろくなり、理想の人にも出会うようになったという高橋真美子さんからお聞きしたお話です。

IT系会社勤務
     フラクタル心理カウンセラー
ダイエットコース講師
               高橋真美子さん
                 東京都在住

新しい部署に異動にもなり、やりがいを感じています

両親への勘違いを修正する

30代の終わりに、お付き合いしていた彼から振られ、恋愛も上手くいかず、仕事もつまらなくて、人生を変えたいとインターネットを検索して出会ったのが、一色真宇先生の*カウンセリング動画でした。問題の具体的な解決法に興味を持ち、フラクタル心理学の体験会に行き、講座を受け始めたのが2016年のことです。

初級講座の感情を書くワークで、私の深層意識には「母に無視された、父に大切にされない」という思いがあり、それが問題をつくりだしているとわかりました。実際には、忙しい母から一度だけ放っておかれたのを無視されたと思い、父がテレビを見ていて、私が見たい番組が見られないのを、父に大切にされないと思い込んだだけでした。

職場でコミュニケーションが上手くいかないのも、話をするのが得意ではなく、自分からまわりを無視していたからでした。思い込みを変えるために、「かまってもらったり、やってもらうのを止めなさい」と深層意識に伝える修正文や、「『察して』をやめろ」「動け動け」「まわりが正しい」というアファメーションを録音して、朝にウォーキングをしながら聞き始めました。

続けて美容・健康コースを受講すると、私は、50代60代は老人で、自分ももうおばあさんと思って、人生をあきらめているとわかりました。講座では、考え方次第で、若さや美しさ、そして健康もつくり出せると学んで、今からでも遅くないと知り、美容瞑想のCDを録音してウォーキングで聞くようになりました。

次の中級講座の受講料をどう工面しようかと思っていると、講師から「決めたら叶いますよ」と言われました。「中級講座を受ける」と決めて、ボーナスで受け取りたい金額を付箋に書いて手帳に貼りました。その年は会社の業績が良く、書いた通りの金額のボーナスが得られて、講座を受けることができました。

人生の穴掘りに気づいて走り始める

私が12歳のときに両親が離婚していますが、講座で両親の人となりを掘り下げるワークをすると、両親は私が思っていたよりもずっと優秀だったことに気づきました。家は貧乏で、お金を掛けてもらっていないと思ってきましたが、私は幼稚園からずっと母の付き添いで音楽教室に通い、賞もとり、音楽が得意になりましたし、高校から私立に通い、大学まで行かせてもらいました。両親の離婚後は父と暮らしましたが、母とも会うことができて、今でも連絡を取り合っていますから、何不自由なく暮らしてきたと気づいたのです。

講師からは「ご両親の離婚もあなたの思考ですよ」と指摘されて、そうかもしれないと思いました。両親の離婚で母と離れたことで、厳しい母の言うことを聞かなくて済んだからです。恋愛でも、イケメンや優秀な人など一緒にいて頑張らないといけない人は避けて、私のことを好きでいてくれる人や、結婚相手に都合のいい人を選ぶ傾向がありました。

これまで、彼に振られるのも、仕事でやりたいことができないのも、「両親が離婚したせい」にしてきましたが、本当の理由は、両親のせいにして、自分の人生を生きようとしてこなかったことでした。

マイナスを作ってはそこから這い上がることで、自分は頑張っていると思ってきましたが、それは穴掘りの人生だったと気づくと、人生をムダにしてきたことに猛烈に腹が立ちました。人生を前向きに築き上げるためには、今からでも必死に頑張るしかありません。

運動が苦手だった私が、毎朝、5キロを30分、週末は20キロほど走るようになりました。走りながら、講座で教えてもらった「ごめんなさい」「負けを認めた」「私は変わる」という**アファメーションを言い続けました。もう限界と思っても「ごめんなさい」と言うと、不思議と走れました。「負けを認めた」と言うと、上を目指そうという思いが湧いてきました。

仕事で新しい部署に異動し、フルマラソンにも出場

ダイエットコースを受けてアファメーションと修正文を読み続けると3ヵ月で9キロ痩せました。講師から勧められて、ダイエットコースの講師にもなりました。

仕事は中小企業の製造業のIT支援を行う会社の経営管理部で経理と役員秘書をしていましたが、両親のことを見直し、講座で「上が正しい」という考え方を学ぶと、会社や上司の見え方も変わりました。会社は、政府とのコネクションを活かして社会に対して有益な事業を行っており、社長や上司もそのための体制づくりに尽力していると認識するようになりました。

その後さらに現象学、カウンセラー養成講座と学びが進み、会社では新設された企画開発部に異動になって、仕事にやりがいを感じるようになりました。

一昨年の暮れと、昨年11月にはフルマラソンにも出場しました。これから100キロのウルトラマラソンにも挑戦したいと思っています。会社は幸い副業可能なため、現在はカウンセリングをしたり、ミニセミナーを開いていますが、いくつになっても女性は輝けることをテーマにして、身体にいい食事や運動習慣の作り方なども教えていきたいと思っています。

出会う人が次第に理想の人に近づいていき

婚活を始めて2年になります。最初の頃に出会った人はいまひとつと思う人ばかりでした。講座で教わったように「相手は自分」として、体が弱そうな人なら「自分の足で立ちなさい」、稼いでいない人なら「自分のことは自分でやりなさい」と私自身に言うようにして、私の深層意識を修正しました。

するとこのごろは、教養があって知性的で誠実な、私の理想といえる人と出会えるようになったのです。生涯のパートナーとの出会いもすぐそこまで来ていると感じています。

フラクタル心理学を学んでいなかったら、相手に文句を言うばかりで、理想の人には行き着けなかったでしょう。自分でつくった間違った現実は、自分の力で変えることができるとわかり、人生とはなんと愉しいものかと心から感じる毎日です。

*一色真宇のカウンセリングルーム

**アファメーション:肯定的な自分への宣言

2021年1月発行TAWプレスに掲載
文:(株) Mamu&Co. 藤田理香子